都島区では、居住世帯のある住宅の8割以上が共同住宅です。売る前に知っておきたいことをまとめました。
当社は都島区善源寺町(都島駅から徒歩1分)の不動産会社です。都島区は、令和5年住宅・土地統計調査で居住世帯のある住宅の83.2%が共同住宅という、マンションの多い区です。このページでは、都島区の中古マンションの成約価格と、売る前に確かめることをご説明します。
出典:大阪市「令和5年住宅・土地統計調査」(2023年10月1日現在)
都島区の中古マンションは、いくらで成約しているか
国土交通省の「不動産情報ライブラリ」の成約価格情報で、都島区の中古マンションは2023年4月〜2026年3月の3年間で717件の事例が収録されています(区内のすべての成約ではありません)。建てられた年で分けると、次のとおりです。
| 建てられた年 | 収録件数 | 価格の中央値 | 広さの中央値 | 1㎡あたりの中央値 |
|---|---|---|---|---|
| 1981年以前 | 108件 | 1,600万円 | 60㎡ | 27.3万円 |
| 1982〜2000年 | 326件 | 3,000万円 | 80㎡ | 41.2万円 |
| 2001〜2015年 | 181件 | 4,600万円 | 75㎡ | 60.0万円 |
| 2016年以降 | 92件 | 3,600万円 | 57.5㎡ | 66.7万円 |
| 全体 | 717件 | 3,200万円 | 75㎡ | 46.7万円 |
広さは専有面積です。建てられた年が公開されていない10件は、年別の行に含めていません。2016年以降の建物は、広さの中央値も小さく、価格の中央値は2001〜2015年より低くなっています。面積は5㎡きざみで公表されているため、1㎡あたりの価格は、取引価格を公表された面積で割って求めた概算です。「中央値」は、安い順に並べたときに真ん中にくる金額です。
この表は建てられた年による区分で、旧耐震・新耐震の区分ではありません。新しい耐震基準は、1981年6月1日以降に建築確認を受けた建物に適用されます。
1㎡あたりの価格の動き
| 年 | 収録件数 | 1㎡あたりの中央値 |
|---|---|---|
| 2021年 | 190件 | 41.3万円 |
| 2022年 | 204件 | 45.0万円 |
| 2023年 | 219件 | 47.7万円 |
| 2024年 | 220件 | 45.0万円 |
| 2025年 | 252件 | 46.5万円 |
2021年から2023年にかけて上がり、その後はほぼ横ばいです。この数字は、その年に成約した部屋の広さや年数の違いも含んだもので、個々の部屋の値動きとは一致しません。表の数字は目安で、お手持ちの部屋の査定額を示すものではありません。
同じ期間の不動産取引価格情報(アンケートにもとづく価格)は、30㎡未満の部屋が約4割を占め、1㎡あたりの価格の傾向が成約価格情報と大きく違うため、このページでは成約価格情報を使っています。
出典:国土交通省「不動産情報ライブラリ」の不動産価格(取引価格・成約価格)情報(API:XIT001)をもとに株式会社ARIA Partnersが集計・加工して作成(2026年9月28日取得)
このサービスは、国土交通省の不動産情報ライブラリのAPI機能を使用していますが、提供情報の最新性、正確性、完全性等が保証されたものではありません。表の集計と掲載は、当社の責任で行っています。
査定で見られる点
同じマンションの中でも、価格は部屋ごとに変わります。当社が査定で確かめるのは、主に次の点です。
- 部屋の条件:広さ、間取り、階数、向き、眺望、角部屋かどうか
- 建物の条件:建てられた年、構造、総戸数、エレベーター、駐車場の空き
- 立地:最寄り駅(京橋・都島・野江内代・桜ノ宮など)からの距離、周辺の環境
- 管理の状態:管理費・修繕積立金の額と滞納の有無、長期修繕計画、大規模修繕の実施状況
- 室内の状態:水回りの傷み、リフォームの履歴
売る前に確かめておくこと
管理費・修繕積立金
滞納があると、管理組合は部屋を買った人にも滞納分を請求できます(建物の区分所有等に関する法律8条)。買主が慎重になるので、売却前に管理会社へ残高を確かめ、誰がいつ精算するかを売買契約で決めます。近く積立金の値上げや一時金の徴収が予定されていないかも、買主が気にする点です。
大規模修繕と議事録
直近の大規模修繕がいつだったか、次はいつか。漏水や建替えの検討などの事情は、管理組合の議事録に出てきます。買主にお渡しする資料でもあるので、先に取り寄せます。
直してから売るか
水回りや壁紙を直してから売るか、そのまま売って価格に反映させるかは、金額を比べて決めます。全部直せば高く売れるとは限りません。
準備していただく資料
あるものだけで構いません。そろっていなくてもご相談いただけます。
- 固定資産税の納税通知書
- 登記済証または登記識別情報
- 管理費・修繕積立金の額が分かるもの(引き落としの通帳、管理会社からの通知)
- 分譲時のパンフレットや間取り図、重要事項説明書
- 管理規約・使用細則
- 住宅ローンが残っている場合は、返済予定表
売り方・費用・手取り
売り方は、当社が買主を探す仲介と、当社が買主になる買取の2つです。違いと費用は不動産の売却にまとめています。
手元に残るお金は、おおまかに次のように考えます。
手取りの考え方
売買価格 -(住宅ローンの残高)-(仲介手数料・印紙税・抵当権を消す登記の費用など)-(管理費・修繕積立金の精算)-(売って利益が出た場合の税金)
査定のときに、この順で見込みをお示しします。税金の個別の計算は税理士の業務です。
売る理由ごとの注意
住み替え
先に今の部屋を売るか、先に次の住まいを買うか。売り先行は資金計画が立てやすく、買い先行は仮住まいが要らない代わりに、一時的に二重の負担になることがあります。考え方は売るのが先か、移るのが先かをご覧ください。
相続
相続したマンションは、名義の変更(相続登記)や、使える税金の特例が違います。相続した空き家の特例は分譲マンションには使えません。都島区で相続したマンションを売るをご覧ください。
離婚
名義・住宅ローン・財産分与の確認が先になります。離婚で家・マンションを売るときをご覧ください。
賃貸中の部屋
入居者がいるままでも売れます。その場合は投資用の物件として、賃貸借契約・賃料の入金状況・修繕の履歴を整えて販売します。
売却の流れ
ご相談・査定
部屋を拝見し、仲介で売った場合の見込み価格と、当社が買い取る場合の価格をお示しします。資料だけの机上査定もできます。
媒介契約・売り出し
売出価格を決め、広告と内覧対応で買主を探します(買取の場合はありません)。
売買契約
重要事項の説明を経て、買主と売買契約を結びます。
お引渡し
代金の受け取りと同時に、住宅ローンの返済、抵当権を消す手続き、名義の変更を行います。管理費などの精算もこの日に行います。
よくあるご質問
住みながら売ることはできますか?
できます。内覧の日時を調整しながら進めます。考え方は住みながら売るをご覧ください。
近所に知られずに売れますか?
周囲にまったく知られないことはお約束できません。広告の出し方を絞る、当社が買い取るなど、知られる可能性を抑える方法はあります。広く知らせないぶん、売れるまでの期間や価格に影響することがあります。
査定に費用はかかりますか?
ご相談と査定に費用はいただいていません。遠方の物件で現地調査費がかかる場合は、調査前に内容と金額をご案内し、ご承諾をいただいてから実施します。
相続した不動産、まずは状況をお聞かせください
名義が亡くなった方のままでも、相続人どうしの話し合いがまだでも、ご相談いただけます。
ご相談・査定は無料です。(遠方の物件で現地調査費がかかる場合は、調査前に内容と金額をご案内し、ご承諾をいただいてから実施します)